2012年01月28日

首相公選制よりも投票義務化を その2

今回の記事は、前回記事http://hashimoto-toru.seesaa.net/article/248671609.htmlのつづきです。
[選挙制度] ブログ村キーワード
前回は、首相公選制について、メリットと問題点を指摘した。

ただ、それ以上に世の中を変える、革命的な変化をもたらすと私が思うのが、国民の選挙投票の義務化だ。

主要国では、オーストラリアが導入している義務化。罰金制度もあるこの国では、投票率は常に95%前後を推移し、まさに全国民の代表として国会議員、そしてその代表としての首相が選ばれている。

一方、義務化のないオーストラリアの隣のニュージーランド。ここでは、真面目な国民性から以前は総選挙の投票率が90%近くあったにもかかわらず、近年の総選挙では70%程度までに落ち込んでいるそうだ。投票率の落ち込みは日本だけの問題ではなく、実は世界中の民主国家の懸念材料のひとつであって、投票は義務でなく権利であり、投票に行かない自由も保障されている、という考え方が支配的であるからなのだが、それでも日本のように地方選挙で20%、30%というひどい投票率が出ているのはあまりに異常であるというべきで、そういう状態であってもこれまで大した改善策が取られずに(せいぜい投票時間の延長と不在者投票の拡大)放置されてきた。

具体的な例で分かりやすく説明したいのだが、ここ10年ぐらいの都市部の知事選や市長選の投票率の平均をざっと見ると、5割を割るケースが多い。これはもちろん全体の数字であって、20代、30代の投票率だけを見れば、全体の半分程度、つまり2割そこそこ
という恐ろしい低さであるとことを、皆さんはご存知だろうか?

つまり前回のダブル選で、大阪市長選の投票率が60%を越えた、と大きな話題になった。それでも約4割の人が投票をしていないことになる。更に言えば、従来に比べて、20代、30代が投票に行った、と言われるが、それでも年齢別投票率を考えれば、半数(以上?)の若者が投票に行っていないのだ。

平松氏にダブルスコアの大差をつけることができたように、時代の希求するベクトルに敏感な20代、30代(40代)の投票が、義務化により倍以上に増える・・・投票義務化によって生じる結果の変化は、ものすごく、ものすごく大きいのである。

いまの政治情勢・世論の下で仮に投票義務化があれば、維新の会(とその仲間政党)は衆院で第一党になれると私は思うのだが・・


まあ色々言ったが、もちろん、投票率の低下停滞は、投票に行かない若者が一番悪い。

なぜ若者は投票に行かないのか、と言うと、要はめんどくさい、誰に入れていいかわからない(考えようとしない)ということだけ。政治になじみのない若者が関心を持つのを待つのではなく、選挙に参加して初めて若者が政治に関心を持ち始める、と私は思うのだが。

そして、断言する。若者の圧倒的多数は、支持政党なし。全ての若者が政治参加すれば、前回大阪市長選の平松氏のように、特定の団体からの支持に受けて立候補した候補者は、まず壊滅状態になる。

日本を牛耳ってきた各種圧力団体(高齢者の割合が高いことはいうまでもない)を弱体化させ、日本の政治を、日本の将来の担い手、子育て世代、若者の手に取り戻すことこそ、日本を救う道である。

調べたところ、投票義務化の実現には、憲法の改正が必要であるようだが、この実現を選挙公約にして次期総選挙を戦ってくれる政党はでてこないのだろうか??

にほんブログ村 政治ブログ 政策研究・政策提言へ
にほんブログ村

posted by 良太郎 at 19:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※コメントはブログオーナーの承認後に表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/249006698
※トラックバックはブログオーナーの承認後に表示されます。

この記事へのトラックバック
<< 首相公選制よりも投票義務化を その1 | TOPへ | 橋下市長、定員割れ府立高「廃止」強行へ >>
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。